医療と美容トピックス
医療トピックスVol.006
市町村実施の子宮ガン検診を受診していますか? 平成18年度
■子宮ガン検診とは
「子宮ガン検診」には、「子宮頸部細胞診」と「子宮体部細胞診」の2種類があり、このうち最も一般的に行わるのは、子宮頸部細胞診です。
市町村区で行っている「子宮ガン検診」は、一般に、子宮頸部細胞診です。
対象者に関しては、市町村区により異なりますので、詳細は住民登録されている管轄の部署にお尋ね下さい。当ホームページでは、大田区の18年度検診に関して記述しております。
■検診にいらっしゃるときの注意
月経の期間は外して、来院ください。不正出血はこの限りではありません。
問診も含めて、検診は15分程度かかります。検診の待ち時間等は曜日・天候によって異なりますので、余裕をもっておでかけください。なお、土曜日の受付は、11時までとさせていただいておりますので、なるべく平日にお越し下さいませ。
■子宮ガンには2種類あります
子宮ガンには子宮頸(けい)ガンと子宮体ガンがありますが、発生率は7対3と圧倒的に子宮頸癌の方が多く、このため通常「子宮ガン検診」とは、子宮頸ガンに対しての子宮頸部細胞診となります。
子宮頸部とは、子宮が膣の方に飛び出した部分で、その部分に出来るモノが子宮頸ガンといわれます。
■子宮頸ガンとは
子宮頸ガンの一番大きな要因は性交渉による性感染症(HPV:ヒトパピローマウイルス)ですが、このウィルスは成人女性の70%が感染していますが、多くの場合、ヒトパピローマウイルスは一過性の感染であって、免疫ができ、退治しています。
ところが、一部の人は消すことが出来ず、子宮頸部異形成といった、前ガン病変を作ってしまいます。それでも、半数以上の人は、その後で免疫が成立し、自然に消えてしまったりします。
そして、前がん病変が消えなかった一部の人が子宮頸がんになります。
■子宮頸ガン検診でわかること
子宮頸ガン検診によって、ガンを含めて何らかの異常を発見できる率は、頸部細胞診で90%、体部細胞診で70%となっています。
■子宮頸ガンの自覚症状
初期の子宮頸ガンは痛みを伴うことなく、全く症状がないのが普通です。30代に入ったら年に1回子宮がんの検診を受けることをお勧めします。
市町村区から集団検診の知らせがあったら、よい機会ですから受診することをお勧めします。
子宮頚ガンの進行期の症状は、月経でない時の出血、性行為の際の出血やふだんと違うおりものが増えるなどが挙げられます。また、月経の量が増えたり長引いたりすることもありますが、セックスレスの女性は性行為で出血するといった事態が無いため、ガンが進行して初めて気づくことになりますので、年に一度の検診をお勧めします。
■子宮体部ガン検診の対象要件
大田区での2006年夏の子宮体部ガン検診の対象要件は下記の通りです。
最近6ヵ月以内に次の3点の内、いずれかの症状があった方のみが対象となります。
(1)不正性器出血(一過性の少量の出血、閉経後出血等)
(2)月経異常(過多月経、不規則月経等)
(3)褐色帯下
(4)医師が子宮体部ガンのハイリスク因子を認めた場合(受診時にお問合せ下さい)
■高齢者の方へ
高齢の方の集団検診への参加率は低いため、高齢者の方に進行した頚部ガンが多いといった現状がありますので、自覚症状の無い方も、この機会にどうぞ。
■子宮頸ガンの予防策
子宮頸ガンの予防策は、「早期検診」「早期発見」で、初期段階の治療で100%完治しますので、定期健診を受けることをお勧めします。
2006.7.1
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